店長おすすめの一枚 2002年10月 |
渋さ知らズ/渋旗
曲目 |
今回紹介する渋さ知らズは松本にも何度か来ているので知っている方も何人かいらっしゃると思います。 ほんやらどおの店内でも時々流れているので聞いた事がある方も多いはず。 今回はアルバム紹介とゆうよりもバンド紹介、絶対聴いてくれー・見てくれー・体験してくれー と店長からの魂の叫びだと思って読んでください。 今僕が「現存するミュージシャンのライヴで一番見たいのは?」と考えたらまず先に出てくるのがこのグループ。 たぶんライヴを見た次の日でも同じ答えでしょう。 それほど凄いこの人たちのライヴは。 「ジャンルは?」と訊かれるのが一番困る。 CD屋では「JAZZ」のコーナーに置かれている。 ほんやらどおでもそうだ。 でもジャズとは言いたくない。 何せ世間一般のジャズファンと呼ばれている人たちは全く聞かない。 ジャンルに拘りが無く良い物は良いといった感覚を持っている人たちが聴いているようだ。 でも、ミュージシャンの多くはジャズメンである。 しかもフリージャズ。 一般の方にはジャズでさえ「?」なのに、フリージャズなんて「???」であろう。 しかも一般のジャズファンにフリージャズと言ったら、しかめっ面である。 メンバーは総勢40名ほどであるがライヴ毎に流動的である。 ミュージシャン、舞踏家、ダンサー、そして裏方の人々、これらが一つとなって渋さ知らズのようである。 ステージの上には20人弱ほどのミュージシャン、そして二人のダンサー、曲によりダンサーが舞踏家に代わり、その両方がステージ上にいることもある。 バンド全体のテーマからフリーなアドリブを展開しソロへとなだれ込み最後はバンド全体のテーマへ。 ヴォーカル曲も何曲か入る。 ジャズ、ハードロック、歌謡曲、サーカス、キャバレー、チンドン、演劇 思いついた物を書いてみたが、これら全ての要素が一体となっている。 足していくつで割るといった生易しいものではなく全てがぶち込まれている。 それは見た人によって違うように感じるかも知れない。 以前ライター業をしている人と話した時に、渋さに近い劇団の事を話していて「生々しいとかそんな生易しい物ではなくて、まさに生なんだよ」と言っていたが、その言葉はこの渋さ知らズにも当てはまるかもしれない。 (そのライターは必ず打ち上げでメンバーと揉めるが) 渋さのライヴを見ているといつも"いいなー"と思ってしまう。 本当に好きな事をやっていて、それが音楽とゆう形で実になり評価されているんだもんね。 でも「俺も明日から頑張るぞー」とゆう気になるから不思議だ。 渋さのライヴを見て楽しめなかったり何も感じなかったりしたら、そんな人とは僕は付き合いたくないな。 本当に。 書いていて四面楚歌になってきた。 本当は渋さを一般に紹介する八面六臂の活躍のような文章を書く予定が。 このアルバムは2001年6月1・2日に江古田にあるライヴハウスで録音されたものです。 選曲はベストとも言える内容ではじめて聞く人にもおすすめできる内容。 ちなみに僕の携帯の着メロは1曲目の「火男」。 PCの壁紙、携帯の待ち受け画面はダンサーの二人です。 4曲目の「諸行でムーチョ」は時々車の中で歌っていたりします。 これを読んでいる人には何だかわからないよね。 すみません。 難しく書いておいてなんだが、難しく考える必要はありません。 渋さのライヴは老若男女誰にでも楽しめるものです。(子供は恐がらなければですが) 音楽に詳しいとか詳しくないとかそんな事は関係ないんです。 ただ、素直に楽しめるかどうか。 見る側の中の心の資質が試されているのかもしれません。 本当に多くの人に聴いて・見て欲しいバンドです。 僕と一緒に踊りながら見ましょう。 PC用のHPのリンクのコーナーから渋さ知らズのHPにリンクしています。 興味をもたれた方はそちらをご覧下さい。 今回は気持ちが空回りでした。 |