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2006/03/17(Fri)

長野に行きました。
弟の引越しと卒業式のために。
式に出るつもりはなく、少し覗いてみるだけとホテルに入りました。
すると在校生らしき人々はカジュアルな格好。
それなら私もっ。

長野高専は男の子ばかりで、
振袖や袴の女の子たち一人一人観察できました。
やっぱり赤い着物はかわいいな〜。
お母さんと「あの帯の締め方がいい」とか、
「色の合わせ方が上品だ」とか、
ピーコしました。

会場には、モニターが2台用意されていて、
テレビ中継を見ているようでした。
一番長く映っていた校長先生は、ほとんど表情を変えません。
いや、動きません。
それも仙人のなせる業でしょうか。
対照的なのは答辞を読んだ女学生。
読みはじめから声が震えて泣き出しそうでした。
この子がいいこと言うんです。
お母さんは勿論、保護者席の至る場所から涙を流す様子が伺えました。
私も学生だった時分を思い出していました。
京都の専門学校では、何度も何度も泣いて、
味覚障害になったり、メニエル病になったり、
過呼吸になったり、性格悪くなったり・・・と大変な事も多々ありましたが、
それを乗り越えられたのは友達や家族の支えがあったからです。
遠い遠い遥か昔のことのように思っていましたが、3年前の事でした。
答辞の女の子が教えてくれたんです。
まだまだ落ち着くのは早いよと。

答辞はもう一人、専攻科の学生さんも読んでくれました。
これがまた、先ほどの女の子とは180度違っています。
社会人のような文章と滑舌のよさ、
「微力ながら宇宙開発の担い手となって」みたいなことをおっしゃっており、
そーゆー学校に行っていたのねと思いました。

卒業証書授与は、学生一人一人が名前を呼ばれ、その場に立ち、
代表者が壇上で証書を授与されます。
モニターにでかでかと学生の顔が映るので、
オーディエンスも十分楽しめます。
弟の友達、部活の子達はわかるかなと思っていましたが、
ユニフォーム姿ではない小奇麗な装いでわかりませんでした。

目立つ男の子がいました。
ヘアスタイルが、なんていうのかわからないけれど、
細かく編みこんであって高い位置で結んでいます。
顔がよくてお洒落で、あーかわいいな〜と見惚れていたら、
「あれ○○じゃない?」とお母さん。
弟の同居人でした。
女の子みたいな顔の子はあーゆーワイルドな髪型がよく似合うみたいです。
顔がよくてお洒落で頭がよくて性格いい子もいるんだね。
弟が大変お世話になりました。


華やかな式が終わると、何もしてないのに疲れちゃいました。
笑ったり泣いたり、保護者の端くれのくせに有意義な時間を過ごさせてもらいました。

ご卒業、おめでとう。


カナ


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