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2006/01/11(Wed)

新年明けましておめでとうございます。
皆さんはどんなお正月をお過ごしでしたか?

年末年始はうまい具合に29日より4連休となりまして、
ゆったりとした暮れ正月を過ごしました。

母方のおばあちゃまが栽培した蕎麦で
伯父さんのうった蕎麦をすすりながら、
除夜の鐘を聴いていた31日。

着物で初詣、地獄巡りの元旦日曜日。

きりたんぽ鍋の新年会は2日の話。
ビールを飲み過ぎました。
家飲みでよかったです。
人間眠れば回復するものですね。
餃子と鱈が美味しかったな。

3日。
同級会があるかと思いきや昨日の話。
2日携帯電話を家に忘れていたんですよね〜。
そんな日に限って着信が多かったりしませんか。11件。
そんなわけでゆっくりLちゃんと会いました。
東京にお住まいの彼女は妹みたいなもんで、
出来のいい妹。
可愛い妹。
もうひとり兄弟が加わって、
徹夜カラオケ。
くつろげる個室が欲しかっただけでしたが、
いってみると、これがね、歌っちゃうんですっ!
前日酒に懲りて
一滴もアルコールは入れてないし体調悪いのに、
よくまあ元気なことで。
歌うこと好きだったんですね私。
12月30日にも弟と行ったなぁ。
声を嗄らしたお友達が
「朝までカラオケにいてさっ」
って言ってたとき、
内心すごく羨ましかったしな〜。

数ある今年の小さな目標群に、
「歌がうまくなること」
も入ってます。
その先に、
Velvet Underground & Nico のニコになること。
あ、いえいえ、
ヴェルベッツに参加したモーリン・タッカーになる。
という目的があるのです。

使いまわしのモーニングを食べ、
始発電車で帰宅したのは4日の朝。
迎えに来てくれたママには今年もたくさん迷惑かけそうです。
私にも頼ってね。
仕事を終え、小遣い稼ぎして、
ようやくハードなお正月は終わりました。

5日からは3日間ベッドの上。
激しい頭痛と吐き気、だるさで動くことも困難に。
医者に行っても原因不明。
「偏頭痛が寒さによってひどくなったかもしれないね。」
そう言っていただけるまで、
人生の終わりは近いのではないかと思っていました。
これほど頭の奥に強い痛みを感じたことは無かったし、
死は突然訪れることもあると予期させる何かが。

でも、こうして私は生きていて、
最近買取りが多い為仕事が楽しくて、
11日12時現在、たった今店で聴いている音楽も素晴らしい。

これも7日の朝に食べた七草粥のおかげです。

今年もいい年でありますように。
いっぱい目標があるから、こつこつ努力しよう。
いい年にしたいですからねっ(^−^)
カナ


<< 星占い >>


2006/01/14(Sat)

「テレビをご覧の蠍座の皆さん、よーく聞いてください!」

ハ、何事でしょう。
私、蠍座です。

「今年は12年に一度の幸運の年です。」

12年に一度?
12ある星座が順に幸運期を迎えるの?
先生の口振りからそうではなさそうです。

今朝、TBS番組「知っとこ」を見ていたときのことです。
占星術の先生が今年の運勢を占っていました。

そういうわけみたいです。

蠍座の皆さん、朗報でした。
カナ


<< ナイム >>


2006/01/15(Sun)

先日ミドルネームをお持ちの日本の方がいらっしゃいました。
直接の知り合いではありませんが、その方のお話はよく伺っていました。
しかし聞いていたのはミドルネーム、
人違いかと思ったという事件でした。

皆さんはいくつニックネームをお持ちでしょう。
ニックネームって、よくよく思い出してみると実に面白いものです。
ある程度親しいのに本名知らない人だって大勢いますし。
呼び名で印象は全く違いますし。

ある友人を、
10の異なる名前で呼んでみる実験をしました。
さん、君などの接尾語はもちろん違います。
驚くべきは、
本名から派生したのではない、
子音や全体の響きが異なる名前で呼ぶと、
その人自体別人に見えてくるから不思議です。

ここでもうひとつ。
名前を呼ばれる側、呼ぶ側、
各々の印象、感覚のほかに、
2人の関係性も呼び名ひとつで変わってきます。

今回私が声を大にして言いたいのは、
親しみがこもっているとか
突き放しているとか、
そんな呼び方はこの際どうでもよくて、
名前が変われば人も変わるということです。

人は生まれながらにして俳優だって、
こういうことも含んでたんすね。

演じる方だって名前変わったほうが役に入りやすいしなー。
なるほど。
カナ


<< 大人のこども計画 >>


2006/01/21(Sat)

この日から、秘密計画が始まりました。
残念ながら「その日」が来るまで、
秘密は明かせないのです。

それにしても愛する人の為に何日も
考えたり、
動きまくったり、
電話しまくったり。
久しく吸っていなかった空気を胸いっぱい吸い込んで魚になれそうです。

秘密計画第一日目。
すでに空き缶が幾つか並ぶアジトに
コンビニで買った『センスの悪い』お菓子を持って参上。
初対面の奥方もいらして、
官長はじめ有能な面々に期待が膨らみます。

さすがに一人より二人。
二人より五人です。

就学時代に比べ
話し合いってしなくなったな〜と
改めて思いました。
こんなに面白いのに。

討論とかね、
実はすごく楽しい。
脱線しますが
この日に味を占めた私は、
電話で討論会、これが最近の日課となっています。

話を戻しますね。
結局この日は、導入部と大まかな流れを大まかにつかんで解散。
解散といっても帰ったのは私だけで、
幹部達の長い夜は『いつもここから うれしーとき〜』のようです。

23時を過ぎ、もう眠る時間だからと帰ったはずなのに、
日を跨いでも寝付けずにいました。
コーヒー牛乳は飲んでません。
カナ


<< WILLCOM >>


2006/01/22(Sun)

昨日お話ししましたが、最近の日課となってしまった長電話。
これには理由があります。
通話料定額!!
想像以上に生活の一部が変わってしまいました。
ま、今月の初めに買ったばかりだからでしょう。

新進気鋭ウィルコム、PHSを買ったんです。
ピッチ。
思い起こせば高校2年の春。
ポケベルから多くの人が携帯電話を持ち始めていた中で、
PHSを持っていたある人物は根っからの変わり者でした。
人に棘を刺さなくては己の悲しみから逃れられない、
いいえ、明るく陽気に振舞っている自分が嘘偽りだとばれてしまう、
そんな恐怖を抱えながら、
彼は筑摩野の星だったのです。
私を『大王イカ』となぞらえた彼。
ここから動物に例えられるという歴史が始まったのかもしれません。
あ、そういったのは『隔離塔のピアノ弾き』でした。

強烈なイメージがついていたPHSでしたが、
去年神戸の伊達男によりイメージ改革。
1年待って、やっと手にしたウィルコムでした。

気兼ねなくいつでも通話できるこの電話、
みんなコレにしたらいいのにな〜。
ウィルコム同士でしか定額にはならないので、
ドコモも手放せません。
いつの日かウィルコムが食ってくれることを願っています。
カナ


<< くるりLIVE >>


2006/01/25(Wed)

松本でくるりのライヴ。
朝からドキドキして何度か泣きそうでした。
もしかしたら店に、ほんやらどおに
くるりが来るかもしれないと
ごはんも喉を通りませんでした。
仕事を早退して、会場に向かいます。

松本文化会館でのライヴって、
大変想像しずらいもので、
だって、椅子があるんですよ。
指定席で。
椅子って・・・

会場にはパイプ椅子が一定の距離を保って
並んでいました。
ビシッと決めたスーツが立っています。
スタッフパスさえ高級ブランド品かと思わせるような顔をして。

高校の卒業式のようでした。
スーツの先生が私たち生徒を取り囲んで目を光らせています。
席を立つな、私語を慎みなさい。
そんな風に怒られそうな奇妙な感じでした。
 
朝から緊張していましたが、
本当の事を言うと
チケットを買ったときからいつもいつも気になって、
余計なエネルギーを毎日毎日つぎ込んでいたので、
今日が終われば、
フツーの生活に、
ゆるやかな日々に戻れることはわかっていました。

今日さえ終われば。


終わった今、確実なのは、
落ち着いて生活が出来るようになったということだけです。
ただそれだけ。
思惑通り。

昔、スキスキのライブハウスで見たくるりとは
全く違う演奏をしていました。
音に包み込まれました。
テクノも、ジャズも、ありました。
中盤、レイヴ会場になりました。

くるりは変わったと思ったし、
変わってないとも思いました。

くるりを見ていたら自分を見る事になりました。
そんなつもりはなかったのに。
少し逃げ出したくなりました。

最後まで泣かずに見られました。


CDで聴く音と、ライブで聴く音では、
驚くほど違いました。
考えてみたら当たり前のことですね。
今日書いた字は、2度と同じように書けないから。
それに、人は成長するし年も取るんだってことも
改めて気付きました。
私も。あのコも。


山口智子とトヨエツが出ていた「undo」という映画をご存知ですか?
歯列矯正装置を外した山口智子が、
なんか物足りないというトヨエツの期待に応えて、
再び矯正します。

そんな事を思い出していました。
カナ


<< 第1回監督作品 >>


2006/01/26(Thu)

はじめの約束は12時半に人形町。
ビデオカメラ片手に映画監督気取りのたのしいホリデイ。
先日の秘密計画は、
誕生日パーティー計画でした。
プレゼントにビデオレターを作ろうと、
多くの友人にアポを取って
今日明日、市内各所を飛び回ることになりました。

ま〜役者ぞろいですからねぇ。
私の知的なカメラワークも然る事乍ら、
俳優陣の時折みせる魅力的な表情や仕草が
見る人をとりこにしてやまないことと
容易に想像します。

ゆる〜いトークや容疑者ホリエモン等時事話からはじめて、
「コレで終わりなの?」
そんな終わり方でウィスキーボンボンを渡します。
ギャランティー。

出演者は30人ほど。
みんなには3つ共通の質問をしています。
質問は、お誕生日のコのイメージに関するもの。
十人十色。
人に与える印象やイメージ、
もしかして自分自身まで違うのかもしれないですね。
面白い取材でした。

収録は1対1で臨みましたから、
あまり話をしたことがなかった人とも
1時間ほど話し込んで
お近づきになれました。
カメラ越しに一人一人を見つめました。
寄り目でした。

取材地がバラエティーに富んでいとこともラッキーでした。
1秒ずつ録画するのに
いい画がたくさんあったからです。
編集する時間はないので。

そうそう、質問の一つに、
「Mちゃん(誕生日のコ)は何色でしょう。」
がありまして、
これをたま〜に私に置き換えて聞いてみたんです。
そしたら面白いことに70〜80%、
おんなじ答えでした。
回答者を選んでいたつもりはないんですけどねぇ。
これまた面白い発見でした。

そんなわけで、
この日から連日3時間睡眠。
カナ


<< バニーの誕生日 >>


2006/01/28(Sat)

サプライズパーティー当日。
仕事が終わって、主役をお迎えに。
二人でごはん食べに行く約束をしていたので、
「もう一人誘ったからその子の家まで迎えに行くね。」
そういって、サプライズ会場へ。

仕掛け人たちは前日から
部屋の装飾にお料理に大忙し。

予定時刻。
主役が真っ赤なドアを開けます。
観察眼の鋭い彼女は、
玄関に1足だけ置いてあった靴に不信感を抱き、
立てかけてあったスケートボードを手に取ろうとします。
まあまあ。まあまあ。
ベタベタなパーティーですから、
そんな事は気にしません!

戸を一つ、二つ開けると・・・
「パンッ!」
「パーン!!」
「お誕生日おめでとー」

みたいなね。
そうそう、ベタな演出ですが
い〜んですよこーゆーのも。

おもちゃ屋さんの変身グッツーコーナーにいる
お兄さんとお姉さんが、
お料理を運んできてくれます。
主役の頭にはウサギの耳。
彼女ほどバニーガールの似合う女性がこの世にいるでしょうか。

バニーちゃんを囲んで先ずは乾杯といきましょう。
今宵はドンペリいただきましたー!!
ドンペリって言ったら、ホストっすよ。
まさか自分がこの年で飲む機会が来ようとは。
飲兵衛は揃っていましたが、
ドンペリ経験はないという人がほとんどでした。

今夜の川島なお美が、
「この泡が違うのよ」
とかなんとかおっしゃったので、
そんな気がして飲みました。

男の料理がテーブルいっぱいに並んでいます。
料理の出来る男性が知的に見えるのは私だけですか?

酒も料理も進んで、
そろそろ・・・。
「テレビ観ようよ。」

ビデオレターの始まり始まり〜。
ブラウン管の中の友達も今夜のパーティーにいるようでした。

ふぅっとひとあんしん。
出演者の皆々様、本当にありがとうございました。

バニーちゃんがトイレに行ったら、
バースデイケーキの準備です。
蝋燭をブサブサ挿して、
部屋の明かりを消して、
扉を閉めて。

2分ほどトイレに閉じ込められたバニーちゃんが
戸を一つ二つ開けると・・・
「happy birthday to you〜♪」
あー、いー発音。
英語教師もいましたので。

ほら〜、こーんなにベタですよ。
だって、これがやりたかったんだもん。

ふ〜って
蝋燭の火を消したら、
プレゼントプレゼントプレゼント・・・!!

私は、アルバムをプレゼントしました。
取材の際、みんなに主役の似顔絵を描いてもらったんです。
切って貼って、あげました。



この夜、
バニーはすごく喜んでくれたようでした。



思い出したら、胸が熱くなってきました。
バニーへの愛や、
仕掛け人たちへの愛で、
目の前がぼんやりします。

くどいようですが、
協力してくださった皆様、
心から、
神経の細部に至るまで、
感謝の気持ちでいっぱいです。


バニーちゃん、
おたんじょうびおめでとう。
カナ


<< KYOMI LIVE >>


2006/01/29(Sun)

松本ALECXへ。
今夜は知り合いのライヴを見に
はじめてアレックスに行きました。

しかし、
睡眠不足が直ぐに顔に出てしまうようで、
昨日も「ちょっとそのクマどうしたのっ!!ひどいよ」っていわれたんです。
目も開かなかったし。
そこでパックに初挑〜戦。
どうせやるならと少々高めの物を選んで
パック開始。
ベチョベチョの顔が私の顔にピタッ。
よくテレビで見るあの顔の完成です。
笑いを堪えないとずれちゃうからね。
テレビなんかだと、あの顔のまま
せっせと動いていますが、
何せ初体験でしたから、
とりあえずベットに横になり、
天井を見たまま微動だにしませんでした。

そして、20分後。
パックを取って液を顔に馴染ませて。
確かに肌がぷるんぷるんしているような。
顔が光っているような。
みんなこんな必殺技を持っていたんですね。
ただ、パックが冷たくて
顔が引きつった感じもしないではありませんが・・・。

そんなわけで、
顔を光らせてアレックスへ。

アダルトな客が目に留まります。
とりあえずドリンクを注文。
おかしなことにこのウーロン茶、
飲んでも飲んでも減らないんです。
ライヴハウスですから空気は悪いし乾燥してるしで、
いつもの私だったら3杯くらいおかわりしたいところなのに。

何人か知り合いに会いました。
みんなの目的は同じ。

今夜の主役はキョウミさんです。
1年ほど前、はじめて彼女のライヴに行きました。
友達の友達で、
偶然の偶然で、
一緒にお酒を飲んだこともありました。
第一印象から私とは正反対の人だと思っていました。
今日は2回目のライヴ。

彼女のライヴを見て、
彼女を少し、知ったような気になりました。

伸びやかな声、
囁く声。
彼女をみながら私が想像していたのは・・・。

私達の共通点。
唯一の共通点。
かもしれない。


ずっとキョウミさんをみていましたが、
照明が、客席に向かっていて
眩しくて目が痛くなりました。

少し胸も痛みました。

体中に力がはいっていたようで、
ライヴの後は抜け殻になってしまいました。
カナ


<< ほー >>


2006/01/30(Mon)

仕事が終わって真っ直ぐ帰宅。
久々のお家ごはん。
やっと体が休まります。

先日撮影したビデオレターを
お母さんと一緒に見ました。
娘の交友関係は気になることの一つでしょうから、
親を安心させる為にもい〜仕事したもんです。

「みんなキラキラしてる」
青春していると、うちのママは言っていました。

でも、主役が映っていません。
さんざ、バニーの話をしているのに、
想像膨らませるだけ膨らませて、
おしまいだなんて、いけませんね。

というわけで、特典映像として、
お誕生日のバニーちゃんにも、出演してもらうことになりました。

さてさてどんな結末にいたしましょう。


(1/26、28の日記参照)
カナ


<< 青春残酷物語 >>


2006/01/31(Tue)

友達の家に鍋を取りに行くという口実で遊びに行きました。
途中、一人拾って、3日前のあの場所へ。
お誕生日会の痕跡は無く、
すかっり綺麗になったその部屋で、
やさしいおうどんをいただきました。

そして、この日私たちは物凄い映像作品と出会うことになります。

タイトルは「青春残酷物語」。
ご存知の方もいるのでしょうか。
かの大島渚監督の映画です。
大変失礼な言い方で恐縮ですが、
今の時代には全く理解できない
昔の男たるもの、
青春たるもの、
男女の恋愛模様が赤裸々に描かれています。
フィクションとノンフィクションについても考えさせられます。
カメラ割からはとんでもないセンスを感じ
(頭の回転が良くなります)、
みんなが台詞棒読みなのも気にする暇が無いくらい、
突っ込み所の多い、笑いの耐えない映画でした。
一人では絶対に観ませんが、
仲良しの子と観てみましょう。
きっともっと仲良くなれるはず。
たけど恋人同士では観ちゃいけません。

最近、ほんやらどおに
「世界残酷物語」というビデオが入荷しました。
シリーズもので何本かありましたが、
直ぐに売切れてしまいました。

人々は、何を求めているのでしょう。
カナ


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