ホーム > カナのバイト日記 > 2005年09月(13)


<< 結婚 >>


2005/09/02(Fri)

arrangementのお花を買いました。
秋らしくてchicで、二人にぴったりのpresentです。
今日は両親の結婚記念日。
去年は銀婚式だったので、祖父母の金婚式とあわせて盛大に祝いました。
event好きな家族ですからね〜
今年は質素に。

予定よりもだいぶ早く買い物が終わり
ぽっかり時間が空いたので
川に行きました。
釣りでーす。

partyが始まる前に帰らなくてはいけないので
薄川に決めました。

だけどウエダーを置いてきちゃったんですね〜。
あ、つなぎのことです。
川に入らなくちゃaggressiveに攻められないんすよ〜。
だけど私、提灯釣りが結構好きみたいで。
川を覗きながら急な坂を登っていきます。
良さそうな場所を見つけてはブドウ虫君を投入します。
けっこういるんですよ〜
偏光グラス無しでも
うようよしている魚影が見えちゃうんです。

かかりましたっ!
アマゴちゃんです。
ちっちゃくっても
綺麗でかわいいお顔が見られただけで満足で〜す。

暗くなるのが早くなりましたね。
まだまだ攻めたりない気持ちを抑えて
急いで家に帰りました。



うちの親、自他共に認めるおしどり夫婦です。
羨ましく思う事だって多々あるんですから。
結婚したら毎日好きな人にあえるんだーって。
そんな単純なことでも
結婚っていいなって思います。
カナ


<< 予定 >>


2005/09/03(Sat)

仕事が終わって友達に会いに行きました。
釣り仲間です。
前々から一緒に行こうねって言ってはいましたが、
電話番号さえ知らなかったんです。

川もあと1ヶ月を切ってしまいましたからね〜
ラストスパートかけてます!

その子も平日のお休みが多いようですが、
シフト表を見せてもらったところ
休日が合わないんです。
昨日はお互い休みだったんですけどね。
惜しことしたな〜って思っていたら、
行ったみたいです薄川。
しかも同じ時間帯。

仕方が無いので、こうなったら仕事に行く前ですね。
5時から釣り始めたとしても3〜4時間は大丈夫。
でもせかっくだから遠くへ行きたいっす。
ほんやらどおの開店は10時。
友達の働くお店の開店は11時。
そこで、
私が休みの日に、
私がお迎えに行って、
帰りはお店の前まで送っていって、
友達は車内で仮眠をとり
仕事に備えてもらうことになりました。
あ、ちょっとズルでしょうか?

蟻ヶ崎の友達の家まで40分。
辰野の川まで1時間と40分。
とすれば出発は3時前でしょうか。

これから私の休日は釣り一色になりそうです。
カナ


<< 遠藤ケンヂ >>


2005/09/05(Mon)

釣り。
の予定でしたが、
台風に、負けました。
行けないことはなかったけれど、
木曽は大雨が多いので。
お休み替えてもらったのに、
ごめんなさい。

というわけで、今日一日『20世紀少年』の日になりました。
大人の漫画です。
唯一持ってる漫画です。
夜寝る前に読むと、怖くて飛ばし読みしかける漫画です。

結末を知っている方、結構いらっしゃると思いますが、
まだ17巻までしか読んでいないので
続きはくれぐれも教えないでくださ〜い。

遠藤ケンヂというのは主人公(?)の名前です。
地球滅亡のお話ですが、ところどころロックです。
私みたいなタイプは現実と漫画の世界とが時々ごっちゃになってしまいますが、起こりえない話ではありませんからね。

こうしている間も続きが気になりますが、
すぐに最後まで読んでしまうのも
もったいないというか、
楽しみを終わらせたくないというか。
そんな気持ちを抱かせる
いけずな漫画『20世紀少年』
カナ


<< 白いイワナ >>


2005/09/09(Fri)

睡眠不足です。
予定地が変更になり少し出発時間が遅れたものの、
楽しみな日の前は眠れないんですね〜
いつもはのび太よりも寝つきがいいのに、
イベント前夜となると。
それでも今回は1、2時間ほど仮眠しました。
上出来。

今日は先日お話した釣りの日です。
待ち合わせ場所からさらに1時間。
白馬の方へ行きました。

朝だし。
と、ブライアン・イーノの『AMBIENT』をかけていたところ、
「眠くなりそう」
との指摘を受け、CDを変えて
テンション上げていくことにしました。
とはいえ現地に着くまで途切れることなく釣りの話をしていて
(私はうんとかあぁとかしか言ってないけど)、
話の展開が変わるごとに友達は音量を小さくしていました。
そういえば家に帰るまで釣りの話しかしてなかったな。
釣りオンリー。
5時間一緒に居て、釣り以外の話ナシ。
これって、すごくないですか!?

おかげであっと言う間に着きました。
すっかり明るくなっています。
空一面厚い雲が占拠しています。
まず、始めのポイント。
あ〜、釣れそうですねえ〜(にこにこ)
ちょっぴり川を覗いてすぐに準備しました。

入れ食いっ!!
1投目からアタリがあって見事に餌だけ取られちゃいましたけど(苦笑)
すぐに友達がアマゴを釣り上げます。
17センチくらいでしょうか。
それから少しずつ場所を変えながら
おんなじサイズを4、5匹釣っていました。
今年の初めの放流魚だったのでしょうか。
私も負けじとアマゴちゃんをゲット。
これは、手のひらサイズでしたね。

少し攻めてみて、反応がなかったらどんどん上へ上がっていきます。
今日は時間が短いためか、これが友達のスタイルなのでしょうか?

そして、岩魚、釣りましたーーー!!!

結構ご無沙汰だったイワナ君は身体が白くて模様も薄く
優美な感じがしました。
20センチくらいかな?
私としてはgoodなサイズです。
針を外してすぐに川へ戻しました。
焦りすぎましたよ、なんせ久しくお目にかかっていなかったので。。
もうちょっとじっくり見ればよかったな。

森を抜けて、民家が出てきて、ハヤしか釣れなくなって時間オーバー。
3時間なんてすぐに過ぎてしまいました。


午後も1人で近くの川へ行くつもりでしたが、
寝過ごしちゃいました。

もったいないことしちゃったな。
でもまだまだ日はありますから。
カナ


<< 昼と夜 >>


2005/09/10(Sat)

ピンチヒッターで夜のバイトです。
縄手通りにある『elbow room』というバー。
過去の日記にも登場しましたが、実は少しだけ働いていたんです。
今日は代わりの子がどうしても見つからないからと、
私に電話がかかってきました。
このお店、月曜から土曜まで曜日ごとにバイトの子が1人ずつ入ります。
日替わり弁当的な売りらしいんですが。

ほんやらどおが終わって、9時からエルボ入り。
普段より女性客が多く、店の雰囲気も華やかでした。

10時頃から満席状態が続きます。
料理もどんどん出ましたね。
ドリンクを出し終わるとひたすら洗い物。

1テーブル以外はカウンター席。
洗い物をしながらお客さんと話をすることもあります。

この日わたしの前に座った3人のグループ。
そのうち1人は会話経験あり。
けれどほんの挨拶程度で、
私の事を覚えているかどうかかなり怪しかったので、
聞こえない振りしてせっせきゅっきゅと洗い物。

が、しかし、
話は耳に入ってくるもので、
これがまた笑えるネタで、
どっぷり壷に嵌った私。
とうとう堪え切れず、笑。笑。笑。

おかげで少〜し話せました。
結果オーライ。(死語?オヤジ?)


日付が変わっても若者が続々飲みにきます。
みんな、たのしそ〜

やっぱり、人には直接会うのがいちばんっ!
電話やメールも、
隣りにいるのとはね〜、比になりませんっ。

会いたい人には会いましょう。

アレアレ、なんだか特定の人物へのメッセージのようですが・・・



この日の労働時間、
朝10時から深夜1時半まで。
おつかれさま。

ほんやらどおの店長はこれよりも長い時間、
365日ほぼ毎日働いています。

(注:北の国からのジュン君風に)
ぼかぁ、そろそろ休んだ方がいいのではないかと思っているわけで、
風邪もずっと治らないわけで、
・・・

皆さんお気付きでした?
昼も夜も働き続ける身体の弱い社長です。
カナ


<< テレヴィジョン >>


2005/09/11(Sun)

突然ですがっ!
最近好きなテレビランキング〜!!!

1位 ファイト(NHK)
2位 あいのり(フジ)
3位 はなまるマーケットのはなまるカフェ(TBS)

なんか、主婦っぽい。。。

ほんとはもっと観たい番組あるんです。
(どうでしょうリターンズとか、世界遺産とか・・・)
だけど起きていられないので。

と言うわけで今日は第3位に輝きました、
「はなまるマーケット」
について言わせてやってくださいっ。


この番組もずいぶん長いこと続いていますね〜。
ヤックンなんて完全に朝の顔だし。
最近順番こに夏休みをとっていて、
メイン司会がヤックンと岡江さんじゃない日が続いていたけど、
しっくり来ないんですよ〜

現在のはなまるマーケット、大まかに3部構成になっています。
1部 主婦に嬉しい情報満載のコーナー
2部 ゲストとトークのコーナー
3部 レギュラーのコーナー

平日は2部の後半までしか観られないんで、
習慣のせいか、
休日でも3部は観ませんね。
今のレギュラー陣好きなんですけど。
ベッキーとか天野君とか。

1部もね、今はあまり観なくなったんです。
以前は
「カラダにいいんだ〜」とか、
「おっ得〜」とか、
まんまと戦略に嵌っていましたが、流石に
アレもコレも全てよし!
こうしろああしろ!
と、いい加減うんざりです。
とはいえ、このコーナーのおかげで
「主婦っていいな」
って初めて思いました。



こりゃー前置きが長くなりましたね。
スミマセン。
ランキング第3位、
『はなまるカフェ』〜!



じゃ、これは明日にまわしちゃいましょ〜
カナ


<< はなまる >>


2005/09/12(Mon)

では、はなまるカフェについて。
(注:昨日の日記の続きです)

基本的にトーク番組なら何でも好きみたいですね、最近の私。
新聞のテレビ蘭チェックも、
はなまるカフェ、
徹子の部屋、
スタジオパーク、
トップランナー、
情熱大陸のゲストが誰かっていうのが最重要項目になってるし。

その中でもはなまるを選んだのは、
特に深い意味があるわけではなく、
単純に毎朝タイムリーに観られるからでしょう。

トップランナーも大好きですよ。
レアな人出てくるし。
本上まなみ、釣り師だし。
武田真治もあのたどたどしさが好印象だったんだけど、
現在山本太郎。
あ、山本太郎も好き。
ハッパ隊?とか見たことないけど、好き。
京都でばったり会ったし。(ちょっと自慢気)

また本題からズレチャイマシタ。
はなまるカフェ〜です。

はなまるカフェの司会は勿論、ヤックンと岡江さん。
岡江さんなんてほとんど喋らず
ヤックンに任せきりのように見えるのに、
岡江さんがいないと安定感が無いというか、
グラグラする感じ。
たまにゲストをフォローするとき、
母性が溢れる親しみある一言に、

「ママ〜ァ」
(聖母的な意味で)

心の中で叫んでしまう私がいる。
あなたのファミリーになりたい
そう思わせる。


生放送だから、気まずい沈黙もしばしば。
そんな時のヤックンが好き。
堂々としている岡江さんも、好き。

番組はゲストがポラロイド撮影してきた写真をみながら話を進めていきます。
これ、どうかな?
やってみたら、どうかな〜?
『はなまるごっこ』とかしたくなってきました。
でも友達とやってもねえ。
みんな知り合い同士だったら感じ出ないし。

テレビのトーク番組ではね、
司会者とゲストが実は親しかったりなんかすると、
盛り上がるんですよ、ワタシが。
仕事ってところが、ミソなんすかね〜
有名人だからいいのかな〜

とまあ、こんなわけで、
第3位 『はなまるマーケットのはなまるカフェ』
でした〜。

次回、第2位『あいのり』
続くっ!
カナ


<< ラブワゴン >>


2005/09/13(Tue)

(今日の日記も前回に続いております)
第2位は「あいのり」です。
実は、毛嫌いしていたんですよ。
理由が全く無かったわけではないんですけど、
なんかねぇ、

くだらなそ〜

で。
しかしはまってます!
録画してます!(深夜ですから)

あいのりとは、
ラブワゴンというバスに乗って見知らぬ男女が世界各国旅をし、
カップルになって帰国するというバラエティー番組。

20代くらいの若者が10人弱集まって、
その中で好きな人をみつけて恋愛しろなんて、
普通に考えたらありえませんよね。
しかもテレビ放送されるんですよ。
こんなのやらせでしかないでしょ。

と、
以前は思っていたんです。

でも、あの番組見てたら
やらせでも何でもそんなことはどうでもいいやって。
あそこまで自分をさらけ出して、
恋愛する過程を見せてくれるんだから。
私は彼らを1人の人間としてみています。

非日常の所為か、みんな積極的なんですよ。
素直というか。
「男の子ってこう考えるんだ」
とか、
「これってだめなんだ」
とか、いろいろ勉強になります。

最近でいうと、ミカリンとパッション(♂の名前)の告白シーンが強烈でした。
ミカリンはパッションにフラれてしまい、1人で帰国する事になるんですが、
パッションが返事をしたあと、1時間以上も粘るんです。
パッションが、「忘れられない人がいる」といえば、
「私が忘れさせてあげるから」とミカリン。
「ミカリンのこと、好きじゃない」といわれても、
「日本に帰ったら好きになってもらえるように努力するから」と泣き叫ぶミカリン。
沈黙の戦い・・・
パッションもね、それ程ミカリンに愛される男ですから
とっても心根の優しい出来た子なんです。
みていて、辛かったす。
恋愛は厳しい。

フラれたときって
それでも相手に嫌われたくないと思って
すぐに引いてしまうので、ミカリンはエライ!
ちゃんと最後まで見放さなかったパッションもエライ!

アツイ若者達に乾杯っ!!


では、次回堂々の1位に輝きました
「ファイト」のご案内です。
カナ


<< >>


2005/09/14(Wed)

シリーズ最終回!
最近好きなテレビ番組第1位、
朝の連続テレビ小説「ファイト」!!!

コレを見なくちゃ私の一日が始まらないといっても過言ではない番組「ファイト」。
今月末で番組が終了してしまいます。
来月からどうしたらいいのか、小さな悩みの一つです。

朝の連ドラシリーズ。
「私の青空」
「ちゅらさん」
「さくら」
これらの作品は、私の血となり骨となりました。

「ちゅらさん」なんて
わざわざ録画して、学校から帰宅した後
部屋の電気消して、
携帯の電源切って、
テレビから2メートル離れず体育館座りしてみていました。

そして今年の「ファイト」

素晴らしい。
毎日15分しか放送されないのに、ここまで私の心臓を締め付けるのですから。
主人公は優、現時点で高校3年生。
家族、友達、恋愛、仕事、学校、
生活の多くの要素が含まれているこの物語。
愛が溢れています。
自分のやりたいことが見つからないと、もがき苦しむ優の姿に
何度も自分を重ね合わせました。


ここでひとつ、
「連ドラヒロイン恋のお相手マジック」のご紹介。
今回、主人公の優は太郎さんを好きになります。
私も、太郎さんが好きです。(笑)
そうです、私いつも好きになっています、主人公と同じ人!
前回放送の「わかば」でも、
もっと前の「こころ」でも、
好きになっていました。
コレはまずい、ファンになりそう
そんな心配も放送が終われば吹き飛んでします。
良くも悪くも思わないくらい。
不思議ですね〜、勝手ですね〜。

だけど今回は・・・?

お母さんに言ったら、
ああ、またいつものね。
って顔して笑われちゃいましたが、今回ばかりは違うんじゃないかと。
(前回も全く同じように思っていたので自信は無い)

馬に似てるな〜としか思っていなかったのに、
こんなにも太郎さんを好きになっていました。

日々の積み重ねは巨大なパワーを生み出します。



というわけで、好きなテレビ番組のご案内を終わります。
カナ


<< 川の名前 >>


2005/09/17(Sat)

祝筋肉痛。
昨日釣りに行ってきました。
2日後にくるかと思っていたのでよかったです、ハイ。
朝4時に出発して帰宅は夜7時。
こんなに長い時間、外に出ていたのは何ヶ月ぶりでしょう。

最近夜は、コンピレーションCD作りに精を出しています。
タイトルは、好きな川の名前!
その川に行ったときの思い出や、イメージから選曲します。
やり始めたら止まらなくて、日を跨ぐこともしばしば。
その為お肌に大荒れ警報発令中!!
コレは、仕方ない。

コンピ盤作ってると、自分の趣味嗜好が顕著になりますね〜。
このアーティスト多すぎだよ、
これも〇〇レーベルかぁ〜、
あ、またピアノの音・・・
とまあ自分の事ながら発見がいっぱい。

物凄いアルバムを作ってしまった。。
1枚焼くごとに自画自賛して、
気分は上々。

ぐっすり眠ります。
カナ


<< コーヒーと煙草と >>


2005/09/18(Sun)

1通のメールが来ました。

さびしくてやりきれない
誰も電話に出てくれない。

と。
その子のこと、
私は好意的に思っていますがそれ程親しいわけでもなく、
事務的なメール以外来たことが無かったんです。
これは相当切羽詰っている様子。

仕事が終わって電話しました。
声を聞いたらそれほど落ち込んでいるようでも無さそうでしたが・・・??

でも、ちょっとうれしかったな。


今日は喫茶店に行ったそうです。
京都市出町柳の、店の名前が良く聞き取れませんでしたが、
コーヒー1杯1000円の喫茶店。
おかわり500円。

彼がコーヒーが飲みたくなったわけ。
それは「コーヒー&シガレッツ」

ジム・ジャームッシュ監督作品。
タイトルどおり“コーヒー”と“タバコ”をめぐる11のエピソードを綴った短編集です。
これを観たとか。

私も一足お先に映画館で観ました。

観た後、コーヒーを飲みに行く機会が極端に増えました。
3人で、コーヒーを4杯ずつおかわりしたこともありました。
煙草も、吸わないのに自販機の前でお金を入れてしまいそうになりました。

コノ映画、出演者もみんな凄い。


松本にも夜、上映してくれる映画館があったらいいですよね。
中劇シネサロン、大好きでした。
終電が終わってしまうくらい、遅くまでやってくれる映画館。

終電に乗れなかったら、泊めてくれる映画館。

夢でしょうか?
カナ


<< くるり >>


2005/09/19(Mon)

まさか、ライヴのDVD観て号泣するとは。
暗い部屋で、
ヘッドホンで、
ベッドの上で。
ひとりでみてよかった。
ヘッドホンしていたから、
耳障りな自分の音が聞こえずにすんだけど、
顔中が痒くて堪りませんでした。
目を瞑る回数も増えて、
泣くことが邪魔くさくって仕方なかった。
涙の理由なんて考えるのもアホ臭くてやめた。

くるりのライヴ映像作品、「くるくる節」




「さよならストレンジャー」(くるりメジャー1stアルバム)
を聴いた高校2年の春。
捻くれ者の私は10曲目の「りんご飴」から再生して
一目惚れしました。
そのあとそれが淡い恋心ではないと確信します。

次のアルバム、「図鑑」
こんなにもアルバムの発売が待ち遠しくて、
期待以上のアルバムだったなんてことは、
この先ないと思います。
くるりに限らず。
私の生活の一部で全てだった、
ような気がします。

ここでピークは終わってしまったと思っていました。

「TEAM ROCK」も
「THE WORLD IS MINE」も
何度も何度も聴いたけど、
聴くたび入り込んでしまうけど、
どこか歯車が狂ってしまったような、
もう私は必要とされていないのではないかという不安。
くるりが遠くの街に行ってしまったという嫌悪感。嫉妬。

だんだん、くるりを聴かなくなって、
どんどん、くるりは売れてった。

いろんな音楽を聴けるようになって、
それはただ中古盤屋で働くという状況だけではなく、
いろんなアルバムを好きになれたという意味も含めて、
私はくるりを遠ざけ、終わった恋と位置づけようとしました。

だけど、忘れられなかった。

好きなバンドはいっぱい出来たし、
思い出もいっぱい作ったけれど、
くるりは過去の人になれなかったみたいです。

一度別れて、嫌いになって、
他に好きな人が出来ても、
くるりが特別な存在であることは死ぬまで変わらないとわかってた。

よかった、また好きになれて。


ずっと避けてきましたが買いました、「アンテナ」を。
大きくなったくるりのアルバムを。




好きなバンドがいるとして、
自分はどこに惹かれてどういうとこが好きなのかと考える。

この曲が好きだとか、
ライヴがすごくよかったとか、
ナイスルッキングだとか、
いろんな要素があって好きだと想うこともいいけれど、

次のアルバムが駄作でも、
商業的成功に走っても、
バンドが解散しても、
何でもいいから、
何をしても許すから、
ずっと好きでいられたら幸せだと思う。

存在を認めることが出来たら。

カナ


<< 烏川 >>


2005/09/23(Fri)

既にだいぶ前の話ですが、今年最後の渓流の思い出を綴らせて頂きます。
(日記って、ちょっと書いてないな〜と思うくらいでも実は10日以上も過ぎていたりして。
こうやって歳を取っていくんですね。ほーほけきょ。)

23日金曜日は祝日でしたから友達4人と出かけました。
3人以上の渓流釣りってどうしたらいいんだろう、
どう動いたらいいんだろうと
一抹の不安を抱えながら、
しかし眠気と朝霧のクールな誘惑に負けてしまった私。
まあここは殿方に任せて私は奥床しい大和撫子となって云々。
この勝手極まりない思い込みがそもそもの間違いでした。
ちゃんとナビ出来なくってごめんなさい。
それに、渓流は慎み深くてはいかんのです。

お昼、堀金(当時:村)のお蕎麦をすすりながら、
ちょっぴり水分とって赤い顔になりながら、
午後は、午後こそはっ!
と密かに改心したのでした。



川の音っていいですね。
車に乗りながら
「川の音だっ!」
ってみんなで窓全開にしてその音に聞き惚れる。
川を辿っていく時も、
川なんて全く見えない山道を行く時も。
川を通じて心が通い合った気がする
温かい瞬間です。



烏川は素晴らしい川でした。

憧れの川。
水が、綺麗。
みずみずしくて、触らなくても冷たそうで、
透き通っていて、
その美貌をひけらかすことも無く、
親しみやすくて、
包容力がある感じ。
ほら、憧れてしまいますでしょう。

この日、私の好きだった景色をいくつも思い出しました。
去年の夏、
ピンクの太陽、
初めてのイワナ、
・・・
それが嬉しくて、
竿を折ってしまったこともそれほど気になりませんでした。

いつの間に日暮れが早くなってしまったんでしょう。
あと少しだけ、
あと一段だけ、
と諦めの悪いガキンチョでした。
うしろを振り返ると大きく手を振る兄様が2人。
激流の中、足場の悪い岩だらけの川を下る私。
心配そうに(たぶん)、見守るナイスガイ(また死語)。

やっぱりやさし〜

彼らの元に辿り着いた私に敢えて言葉をかけることも無く
さらりと歩き出すスマートな人。

川に惚れ、男に惚れ、惚れっぽい私の川日記。

10月からは海や湖にも・・・
カナ


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