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ボーリング
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2005/10/08(Sat)
ボーリング場。
ボールがピンに当たる音。
これを聞いただけで満足。
だけど、この日初めて行ったボーリング場、
ここは他とはちと違う。
先ず駐車場がいい。
暗いのに明るいというか、
コンクリートが古いのに綺麗っていうか、
狭いのに広いっていうか、
妙な感じが絶妙なんです。
入ってすぐのゲーセンもいい。
よくあるボーリング場って、ゲーセンがあるから行きにくかったんです。
中学の時、カツアゲ体験談を生々しく語ってくれた男子がいて、
苦手なんです、怖いんです、ゲーセン。
だけどここには全くそんな匂いがない。
ゲーセンというより、ゲーム室。
ゲーム機は壁際に3台ほどしかなく、
ビリヤード台が占拠しています。
ここでビリヤードをしていた子もよかった。
ヤンキーになり損ねた田舎の純朴な少年AB。
学んで学んで良い大人になってください、
心の中で囁いた爽やかな私。
二人だけのゲーム室を潜り抜けると、
あの音が聞こえてくる。
やはりここも、雰囲気が違います。
「昭和」な感じ。
密室で、昔のボーリングブームの時のような(想像)空間。
決めては、プロ!
アマチュアなのかわかりかねますが、
私の目にはプロとして飛び込んできた人々。
同じ色のポロシャツに、グローブ、パンツ。
女性はキュロットなのか、ミニスカなのか?
それを探るべく彼女が近づいてくると、
それはそれはさりげなく注目してみた私。
しかし答えが出ないまま、
(ややミニスカートが優勢でした)
それよりもっと興味を引くアイテムを見つけてしまったのです。
白いストッキング。
タイツかな?
ピアノの発表会。
集合写真の前列、
パイプいすにちょこんと座った幼いピアニスト達の足は、
決まって白でした。
そこにも「時代」。
物思いにふける私をよそに、
中年プロ軍団はボーリングに生きる喜びを感じています。
そこには凄まじいオーラが発生していて、
日々の生活にいかなる苦労があろうとも
我々は今この一球に全てを懸け、
真剣と真剣でぶつかり合う、
仲間と敵と自分自身と戦って、
そこに残るものはなんなのか?
一転の曇りの無い眼差しに、
「生きがい」の重さを知った日。
申し込みカウンターに立つ従業員の方も、
そんじょそこらの店員とは一味も二味も違い、
バーテンダーのようでした。
ダンディー。
彼の声に導かれて
シューズボックスへ。
高校時代、部室にあった27センチの靴を借り履きしていた私。
足のサイズが26センチになりました。
そして今日、24センチの靴がピッタリ。
サイズがわからず3回も履きなおしてしまいました。
靴によっても差がありますし〜。
ゲーム開始。
見事に曲がる私の玉。
去年は真っ直ぐにしか進めなかったのに、
今は決まって左に曲がる。
真っ直ぐ流れたかと思っても、最後は必ず左に曲がる。
結果は散々。爪も割れる。
「60スコアくらい」といっていたパートナーは165スコア。
隣の一般人プロを上回っての勝利。
時計の針が10時をさす頃、
「蛍の墓」でも流れてきそうな風を感じ、
松尾スズキを煮て焼いたようなバーテンの彼にさよならして、
我々は城をあとにしました。
もちろんゲームコーナーに少年たちはいませんでした。
カナ