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美容師
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2005/07/16(Sat)
髪を切り、黒く染めました。
美容院に行くのが大好きです。
行くたび別人になれる気がします。単なる自己満足の世界です。
私には信頼する美容師さんがいて、
その人無しの生活なんて今は考えられません。
彼女の元へ行ったら身を委ねるのみ。
どの街もそうなのかもしれませんが、
松本駅前には美容院が多いですね。
美容師のお友達、知り合いも鼠算式に増えていきます。
昔は人の髪を触るのが大好きでした。
お祭りやお正月、母方の実家に行く一番の目的は
いとこの長い髪を触ることでした。
とはいえ、年に何度もあるわけではありませんから、
人形がいとこの代わりを担います。
人形ですから切ってしまってはおしまいです。
編んでは結って、ほどいて、梳かして、
お人形さん、さぞかし文句のひとつも言いたかったことでしょう。
ある日、切りたい衝動に駆られ抑え切れなくなった私は前髪を切ってしまいます。
横から覗くと、
額の上底の一点から毛束が噴き出しています。
父の作る川虫の擬餌バリを髣髴させます。
なんとも哀れで見窄らしい。
あと3ミリでも長かったなら、ハイカラさんになっていたのに。
人形を卒業し、高校に入学した私は人間の髪を切るようになりました。
私に依頼するなんて余程の物好きか、いや坊主頭というすばらしい抜け道があったためでしょうか。
自分という良い例がありましたから、素人にカットしてもらおうとは考えもしませんでしたが、
前髪は良く切ってしまいました。
切るたび人形の二の舞となり、美容院に行くのです。
「髪切った?」
この台詞、ぐっときてしまいますね。
弟の口からこれを耳にした日は、こどもから男になってゆく彼を感じました。
美容師は幸せを運ぶ職業です。
カナ